一般社団法人ナースステーションおきなわ

 沖縄で新規開業する、訪問看護ステーションと、ソーシャルワークナース事業の立ち上げ準備や、思いなどをずらずらと綴っていきます。
info@nursestation-okinawa.com

老いを受け止める・3

メッセンジャーナース看護師介護・福祉健康・医療

真夏の暑さに比べると、少し涼しくなってきましたねおすまし
まわりでは、風邪を引いたり体調を崩す人が多いです。
皆様いかがお過ごしでしょうか?

老いを受け止める・3


こんにちは。
想いを繋ぎ 笑顔を増やす
メッセンジャーナース 鶴田恵美です。



前回、前々回と老いと食事について書きました。



人それぞれ、様々な想いがあります。
大切な物は皆違うし、どれが正しいという正解はありません。

老いるという事は、歳を重ねれば誰もが経験することです。
その時に、自分ならばどうしたいのか。
自分の大切な人であればどうあってほしいのか。

それを、たくさんの情報を得られるうちに情報収集したり、
考える機会を持ったり、大切な人と話し合ったりして、
最期までよりよく生きる事が出来るように出来たらいいなと思いのです。

今、私たちは自分たちの生活を良くする為に、
仕事も、プライベートも、色々と試行錯誤しながら過ごしていますよね。
自分らしくいきいきと充実した人生を送る為にピカピカ

でも、老いて病を抱えた時に、介護が必要になった時に、
死を迎える際にどうしたいのか?ということはあまり考えません。
どれくらいお金が必要になるのだろうか?
どれだけ人に迷惑をかけないようにできるだろうか?と言った
言葉はよく聞きますけれど、未来が不安だけというのも切ないですね汗



私は看護師として多くの高齢者の方々と接してきました。
その方の人生すべてを知りうることはなかなかできないし、
自分が見ているのは医療者としてのほんの一コマで、
病気になってからの場面だけだと思います。

ですが、若い頃どんな仕事をしていたのか、どんな性格だったのか、
どんなことを大切にしていたのかなど、
ご本人や家族から聞かせていただくことで、
私たちも「患者さん」でしかなかったその方が
個々の人としてみえるようになり、
一コマとして見ていた世界が、長い長い人生の線としてみえるようになります。
そして、その方の人生の最期を迎えるその時期に関わらせていただける事に、
やるべき仕事とは別の、何とも言えない感情を抱く事があります。

それが、感動であったり、喜びであったりする時には
本当に温かな気持ちに包まれます。
逆に、やりきれない、悲しいときもあれば、
怒りの感情を伴う事もあります。
もちろん、患者さんやご家族の前ではその感情をあらわにする事はありませんが。

やはり、老いや病を受け入れられないまま
亡くなっていく患者さんや家族をみると、
傍からみていてもとてもつらいものがあります。
いきなり全てを受け入れる事はできなくて当然です。
でも、1人で抱え込んでしまっているとしたら、
あなたの側にいる誰かや、医療関係者や相談窓口など、
どこにでもいいので相談してみてくださいsos
「1人じゃない」と感じられる事は、とても大きな力になることでしょう。

後悔する事なく最期まで過ごしたいですねピカピカ












同じカテゴリー(メッセンジャーナース)の記事
老いを受け止める
老いを受け止める(2017-08-12 19:55)

笑うこと
笑うこと(2017-08-03 15:10)


上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。